10の元気創造 その6

体の歪みは、本来の姿勢や骨格のバランスが崩れた状態を指し、長期間放置すると関節痛や内臓機能の低下など様々な不調を引き起こします。これらは、日々の生活習慣による影響が大きく、「ズボラ筋」と呼ばれる普段使われない筋肉の働きの低下が主な原因となっています。健康を維持するためには、体の歪みを早期に発見し、適切なセルフケアを行うことが重要です。

ずぼら筋と言われている筋肉の中で、いわゆるお腹を凹ませる時に働く筋肉です。

また、腹横筋の上部は胸郭を固定し、中部下部は体幹の安定性を高める働きがあるとされており、多裂筋と共に体幹をコルセットのように締め付けることで体を安定させ、姿勢を保つ役割としても働きます。姿勢を保つと言っても脊椎の働きには関与しないため体幹の動きは特に起こりません。背筋が伸びた美しい姿勢や正しい姿勢を保つために重要な筋肉です。

腹横筋は、直接的に体の動きには関与していませんが、この筋肉を鍛えることで日常生活の中でこのような効果が期待できると言われています。

【ズボラ筋:腹横筋の日常生活での効果】
・お腹を凹ます筋肉が強化されて、腹式呼吸時に息が強く、深く吐けるようになる
・腰の安定性が高まる(コルセット効果)
・体幹全体の姿勢を安定させる
・排便時に腹圧を高めて排泄しやすくする
・ぽっこりお腹を引き締めてスマートな体形を作りだす。