

私たちの脳は、毎日フル回転で働いています。勉強したり遊んだり考えたりすると、神経細胞(ニューロン)が働いて、そのときにゴミ「特にアミロイドβなどの老廃物(使い終わった物質や不要なタンパク質)」が出てきます。これをたとえると、脳を使うたびに小さなゴミが出てくるイメージです。
では、このゴミはどうやって片づけられるのでしょう?
実は、眠っているときに「グリンパティックシステム」と呼ばれる仕組みが働いて、脳のまわりにある液体(脳脊髄液)が流れ込み、脳の中を洗うようにして老廃物を外に運び出してくれるんです。
特に深い眠り(ノンレム睡眠)のときに、この掃除が活発に行われます。
つまり、よく眠ることは、ただ休むだけでなく「脳をクリーニングして次の日に備える大切な時間」なんです。
「グリンパティックシステム」の仕組み・働き
脳脊髄液(CSF)が流れ込む
睡眠中、特に深い眠りのときに脳の細胞の間が少し広がります。
そこに脳脊髄液が流れ込んで、老廃物を洗い流しやすくなるんです。
老廃物の回収
神経細胞が活動すると「アミロイドβ」などの不要なたんぱく質がたまります。
これを脳脊髄液が運んでくれます。
排出経路
集められた老廃物は「血管のまわり」→「リンパ管」→「全身の血液」へと流れ出し、最終的には肝臓や腎臓で処理されます。
✨ ポイント
起きているとき → 脳のスペースが狭くて、掃除しづらい
眠っているとき → スペースが広がって、脳脊髄液が流れやすくなる
結果 → ゴミが効率的に洗い流される
🩺 健康との関係
睡眠不足 → ゴミ(特にアミロイドβ)がたまりやすい
それが続くと、アルツハイマー病などの認知症リスクに関わると考えられています。
👉 つまり、グリンパティックシステムは「眠っているときに働く、脳専用のお掃除システム」なんです。
👉 まとめると:
- 脳を使うと老廃物(ゴミ)が出る
- 睡眠中に脳脊髄液が流れて老廃物を洗い流す
- 深い眠りが「脳の大掃除タイム」
- 睡眠不足だとゴミが残って脳の働きがにぶる