元気創造とは

「身体は動的平衡と言われる状態です。一刻たりとも身体は同じ状態ではなく更新されています」

 全身36兆個の細胞たちは、分裂と破壊を繰り返す絶えず新陳代謝をしています。数日と入れ替えの早い「胃の粘膜」から「全身の骨格を支えている骨」でも数年で新しいものにすべて入れ替わっています。その代謝を支えているのが、右の健康の木にある根っこです。良い土壌とは食事からとる栄養素をバランスよく過不足なく食べる事です。口から消化器に入り、消化吸収、門脈を経由して肝臓で分解合成されて栄養となり、心臓が全身へ送り出して末梢の細胞まで届いて全身の細胞は新陳代謝が行えます。元気創造とは、身体のすべての臓器がちゃんと、しっかり働ける環境を整える、摂り入れる栄養素をバランス良く、そしてしっかり噛んで摂り入れる。そして大小便として不要なものを排泄できる様な食事、運動などを実践する。その元気創造を手助けするのが滋養強壮剤や不足しがちな栄養素を紹介しています。単にそれだけでは元気を得るのは不足しています。バランス良い食事とは、筋肉や骨を維持する為に必要な運動、生活習慣とは、などなど沢山の知識も必要です。知識を含めてフジヤ薬局ではご相談いただいたすべての方が健康で元気な生活を送れるサポートをしています。このことを実践していくことが動的平衡という考え方により説明できるとおもいます。5月12日に福岡伸一先生の講演を聞いて更に動的平衡、利他的存在の意味を考えさせられ、実感しています。

福岡伸一先生のサイトより動的平衡のイメージ動画を紹介します

Shin-Ichi Fukuoka|福岡伸一 公式サイト (fukuokashinichi.com)

生命とは何か?
DNAの二重らせん構造の発見に始まった20世紀の生命科学は、この問いに、自己複製するシステム、と答えた。でも私は、この定義、そして利己的遺伝子の考え方はもはや古いと思う。
彼らは生命を一側面からしかみていない。生命が生命たる特性は、生命の内側の、もっと深いところにある。生命は利己的に見えて、その実、利己的ではない。生物は互いに他を支えつつ、律している。
つまり利他的で、相補的だ。絶え間ない物質、エネルギー、情報の交換。

それは自らを壊しつつ、創り変えることでなされている。自らを壊すことは、エントロピー増大の法則に対抗するために、生命が進化の出発点で選び取ったたったひとつの方法だった。
生命の生命たる所以はここにある。​

生命とは何か?
そう問われたら、私は、動的平衡である、と答えたい。
相補性を維持しつつ、分解と合成を繰り返し、あやういバランスを保つこと。
かくして動的平衡は、私の生命論のキーワードとなった。
この映像は、動的平衡のコンセプトを可視化したものである。